ゆかりでございます

ヴァイオリン弾きの日記。

緊張のこと

緊張するということについて、
舞台で起きるあの感覚について。
そしてその対策のこととか。

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きん-ちょう〔‐チヤウ〕【緊張】
[名](スル)
1 心やからだが引き締まること。慣れない物事などに直面して、心が張りつめてからだがかたくなること。「―をほぐす」「―した面もち」
2 相互の関係が悪くなり、争いの起こりそうな状態であること。「―が高まる」「―する国際情勢」
3 生理学で、筋肉や腱 (けん) が一定の収縮状態を持続していること。
4 心理学で、ある行動への準備や、これから起こる現象・状況などを待ち受ける心の状態。


緊張するからこそ出来ることもあるのだろうし
緊張してしまって弾けない、吹けない。ということもある。


自分が持っているありとあらゆる引き出し、良いものも悪いものも、全てが開く感覚。
と言っていたピアノの先生がいらした。
なるほどと思う。
舞台ではあらゆること、自分が想定したもの全て、起こりうると。全くもって。

ヴァイオリンの先生は、緊張しないためには、練習することだ。慣れることだ。と仰っていた。場数を踏めと。

またもう一人の先生は、
いつも誰かに届ける演奏をしておくことだ。
舞台に上がれば
いつもは目の前にいないけど、
舞台に上がると、自分の音楽を聴きたいと言ってくれる人達が集まってくれている。
練習のときから、その人たちに音楽を届けることだ。舞台で弾きたいのなら、自分の中でとどめずに、いつも誰かに届ける、それが音楽だから。

演技するのだ。という人もいる。

そして、よくみせようとしない。うまく弾こうとしない。そのままでいい。
よくみせようとするから、キャパオーバーする。そのままで充分なほどに、練習しているはずだから。
という人もいた。

僕は全く緊張しない。大勢の前で話す時も、小さいライブハウスも、、大きい会場の時も。という人や、

とにかくとにかく練習して自信をつけるのだ。
という人もいる。

最近は、音を出す以前の話もあるんじゃないのかしら。と思っているのがワタシ。
情熱を欠いて演奏することほど、この世で許されないことはないのだ(ベートーヴェン)。


音楽は誰かに言われてやるものではなく、機嫌の良い時の鼻歌のように、
自然発生的にあるものだから。

なんて私は思うのだけど
まあ

全てが真理であります。

ぜひいろんな方の話をきいてみたい。



そして、その時その時で感覚も変わっていくのが、また楽しいのです。