ゆかりでございます

ヴァイオリン弾きの日記。

なぜやるのか。

前回の記事で部屋が取れておらんと言っていたアンサンブルのレッスン、先日無事に開催しました。マジでなんとかなった。蒲田アプリコが秋まで工事してて、大田区内のオケ練ができそうなところの部屋取りが戦国状態なのだけど、なんか知らんけど7月8月も諦めて金曜にしたらイロイロとすんなり。無双感。

 

今回はテレマン二重奏からはじめて、最後にチャルダッシュ弾いてバッハの無伴奏ひいてた。楽典も、拍子の話のところだけやりました。

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ひっそりとやっております 毎回メンバーも違い やることもいろいろ 愉しい 

 

次は何をやるかまだ決めてない。とにかく一ヶ月が早い。ほんとに学生の頃もっとちゃんと人(先生や友人)の話を聞いとけばよかったなぁと思います。音楽美学の講義とか。40代あるある。笑。

 

 

先日、木野雅之先生門下の発表会がありました。

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後半の出演者と先生方でぱちり♡

 

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中高の同級生が伴奏してくれました♡真ん中はもちこ。

 

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杉並公会堂小ホール。舞台からはこんな感じです

 

今回意識したことはとにかく、

わたしはなんでここにいるのか。

でした。というか、こんなこと考えてるようではまだまだですがww

 

発表会といえば成果発表会なわけですが、

評価されるため、比べられるため、試験で点数をつけられるため、とか。そんなことしか記憶にない私には、そもそもなんで音楽やってるのかすら、親に褒められたくて、先生に評価されたくて、とか。それくらいしか思いつかない子どもでした。ほんとによくもまあ音大とか行けたと思う(笑)当時の演奏とかほんとに思い出したくない。楽譜の音をなぞってただけだよね…

 

でも、それはそれでラッキーでした。アホで大した目的も野望もない学生でしたが、おかげで、何だかんだこうして、またヴァイオリンに触れることができているし。専門教育を数年間でも受けられたことはほんとうに、素晴らしい体験だと思います。感謝です。これがなければ今また勉強しようという気にもならず、勉強してわかることも少なかっただろうし。忘れてることも多すぎてよく先生方に怒られますが。。

 

話を戻し、なぜここにいるのか。もう学生でもなく、試験もなく、誰に評価されるでもなく。なのになんでこんな苦行のような、吐き気がするほど緊張するような、はじめましての人がほとんどのお客様の前で、わざわざ最近の一番難しい曲を選んで、10分も演奏するのか。そりゃあ、好きだからに決まっとります。書くまでもない。照れてる場合じゃない。上がってる場合じゃない。この曲すごくいいよって言いたい。それをやりたいから。やってみたいから。

なんですけど、いつかボケた時のためにここに書いておこうと思います。

 

いつだったか松田理奈先生に言われたこと。それこそ子育てもして、忙しくて、いろいろやらなきゃならないこともあって、今特に切羽詰まって仕事としてひかねばならないわけでもなく、むしろヴァイオリンはやらなくてもいいことであり、誰にも頼まれてない。でもなぜ弾くのだろう?という問いかけ。キビシー笑。

(きっとその時の私の演奏はとってもつまんなくて、楽譜を追うだけで、練習も足りてないし、でもレッスンに来てる。なんだろう。それをどうにかして超えたいと私は思っていたけど言葉にできず、それをりな先生は気づかせてくれたんだと思う。)

 

当時はなんかしらんけどリベンジ的にヴァイオリンに関わる仕事をしたい!!という思いがあったから、それだといまのままじゃ不安、やらざるを得ない!でもじつは他の仕事だっていいじゃないの。なんていう気持ちに揺れていました。きっと見透かされていたと思います。実際ムスメを産む前までは携帯電話のお仕事してましたし。(今はもう通信のこと何もわからん)

 

それで

私はなんでヴァイオリンやってる?とか、反対されてもやりたい?とか、無人島でもヴァイオリン弾きたい?とか、いろいろ考えました。

 

で、わかったことは

人を好きになるのと似ている、というか同じなのかもしれない。結局なんで好きなのかはよくわかんないけど、やっぱりとにかく、ずっとやっていきたいと思ったのでした。それからは、やんなきゃダメだと思わなくなりました。

そんな感じで、私には大した理由はなく。すみませんw人を好きになるのと同じってwwでもやっていたいと思います。

 

もちろん大した理由があったり、生活のためだったり、とにかくなんだっていいんだと思うんですよ。理由なんてもはやね。すでにやっている人にとっては、あとづけですね。わたしはまだまだやりきれておりません。

 

奏者の人となりすべてが、音楽を通して透明に見えて、そしていずれその人をとおして、神様がおりてきて演奏しているかのような、そんな演奏者になりたい。と思っています♡大げさかもですけど。

 

その演奏を聞いて「あの人の演奏が良かった」ではなく「あの曲すごく良かった、あんなにいい曲なんだ」と言っていただけたらもう最高。。

 

譜読みマダーとか言ってるようじゃダメだわ(´-ι_-`)笑

 

そしてそれはどんな人にも可能だと思っていて(どんな人の中にも音楽はあるから)

やり方さえ明確化すれば、余暇の楽しみとしてだけでなく、別世界の出来事ではなく、非日常でもなく、

もっと音楽は身近になるんじゃないかなぁ。特にクラシック。クラシックはほんとうに、自由だよね。いろんな音楽をちょっとずつかじってきたからこそ、そう思います。これはヤ○ハ様のおかげ。

 

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わざわざ聴きに来てくれた、大学の同級生ちゃんがくださいました。娘ちゃんが舞台に駆け寄ってきてサッと渡してくれるという。なかなか得難い状況。

 

発表会のことは前々から知っていたけど、イロイロと連絡ミスがあり正式エントリーしたのは2週半前というありえんスケジュールだったこともオチとして書いておきます笑。伴奏してくれましたRちゃんも、一番テクニカルなやつを超早仕上げありがとう。納期きつかったね。

 

 

また次は、イロイロと教わってることをちまちま書いていきたいと思いまーす。いつもご清聴ありがとうございます。読んでくださっている方に愛を。いらない?まあ受け取ってくださいな。 ではまた。

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このドレスかなりご好評いただいて、やっぱ褒められると嬉しい笑。嬉しいからSNSのプロフィール写真にしまくる。いや褒められてるのはドレスですが。まあええか。